エコだより

2020.12.21 「エコだより」第20号 農林水産大臣賞受賞記念特集号 発刊

 機関紙「エコだより」第20号を12月15日に発刊しました。
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令和2年度豊かなむらづくり表彰式で発表した16年間の活動をまとめた資料です。クリックして下さい。

 今号は、農林水産省が、農山漁村における「むらづくり」の優良事例を表彰し、その業績を広く紹介することを通じて、農山漁村におけるむらづくりの全国的な展開に繋げていくために農林水産祭の一部門として「豊かなむらづくり全国表彰事業」が行われました。
 審査の結果、当法人が「大月エコの里」をベースに推進している事業や活動が適当であるとの事で「農林水産大臣賞」に選定されました。
 そのことを受けて、特集号として編纂しました。
 紙面の都合により掲載できなかった寄稿文を含めて、16年間の活動経過や各界から寄せていただいた応援メッセージを全文掲載させていただきます。

【山梨県農政部長 坂内啓二様】
 この度は、豊かなむらづくり全国表彰事業における農林水産大臣賞の受賞、誠におめでとうございます。
 今回の受賞は、「花と人と実りの里」のスローガンのもと、里山の整備や農作業体験の提供、ファミリー農園の運営など、様々な活動を長年にわたり続けてこられた皆様のご努力の賜物と心よりお慶び申し上げます。
 今後とも、地域の活性化のためにご尽力をお願いするとともに、皆様のますますのご発展とご活躍を祈念いたします。

【大月市長 小林信保様】
 この度は、おめでとうございます。
 このような栄えある賞を受賞する団体が本市にあることを誇らしく思うとともに皆様のこれまでの活動に敬意を表します。
 皆様が行ってきた里山環境の整備・保全活動や都市農村交流活動は、本市のモデル的な活動であり、皆様が守り育てた大月エコビレッジの優れた環境は、本市が推進する移住や二地域居住などへ導く大切な資源であると思います。
 今後の益々のご活躍をご期待申し上げます。

【前大月市議会議長 鈴木章司様】
 この度の農林水産大臣賞受賞、誠におめでとうございます。
 おおつきエコビレッジの活動は市内の幼稚園や小中学校と連携した農業体験学習、大月短期大学の学生と連携した地域再生・地域づくりを実践的に学ぶ実習など、これからの大月市を担う世代への活動のみならず、首都圏の方々へ農業体験、市民農園の貸し出し及び営農指導の実施をされているとお聞きしております。その活動のひとつひとつが、今後の大月市の賑わいの創出、移住定住促進へ大きな可能性を秘めていると感じております。
 今後も更なるご活躍をお祈りいたします。

【公益社団法人大月法人会 会長 細田幸次様】
 第59回農林水産祭表彰行事村づくり部門における、農林水産大臣賞受賞誠におめでとうございます。
 平成16年設立以来今日に至るまで「大月エコの里」に係る諸事業活動への取り組みが評価されたことと併せ、現在理事長の篠田様を始め、歴代の役員、また会員の皆様方の大変なご努力を重ねてこられたことが今回の受賞の快挙に繋がったものと心より敬意を表します。
 これを契機に貴法人のさらなるご発展をご祈念申し上げます。

【大月市商工会 会長 天野太文様】
【大月市観光協会 会長 天野太文様】
 おおつきエコビレッジさん、農林水産大臣賞の受賞おめでとうございます。
 この賞は、貴法人が国土交通省の関東富士百景に認定されている、この風光明媚な場所において、農業の収穫や各種イベントを行っているなど、人と人の交流の場所となっていて、大月市の地域活性化に多大なる好影響をもたらしていることからだと思います。
 また、「ふるさと産業まつり」にも毎年出店者として参加して頂くなど大月市商工会にもご協力をいただいており、感謝しているところであります。商工会としても引き続き、会員である「おおつきエコビレッジ」さんの活動が益々発展していけるようにバックアップしていきたいと思っております。
 結びに、コロナ禍ではありますが貴法人が益々のご活躍並びに皆様のご健勝を祈念し、受賞祝いのご挨拶にかえさせて頂きます。

【大月市農業委員会 会長 米山義一様】
 この度貴法人が農林水産大臣賞を受賞されました事は誠に輝かしいことであり、農業委員会としても祝意を申し上げます。
 荒廃農地の有効利用は、本委員会でも重要な課題であり、貴法人の活動はその模範となるものだと思います。
 富士山も見守る豊かな自然の中、農業生産のみでなく、東京・神奈川からのファミリーや市内の子供たちへの農業体験は忘れられない思い出になると思います。 
 今後も農業の魅力を発信される活動に期待を寄せ、ますますのご活躍を祈念いたします。

【大月市産業建設部 部長 坂本和彦様】
 農林水産大臣賞受賞、本当におめでとうございます。
 平成16年の特区認定以来、千本桜プロジェクト、関東富士見百景、市民農園、都市住民交流、ウエルネスネットワーク事業、大月短大との連携、自然菜園スクール、さくら祭り、コスプレ、MTB、地域おこし協力隊と新しいことをたくさんエコの里を通じて大月から発信していただきました。
 これからの新しい時代でも最先端の発信拠点となることを期待しております。

【大月短期大学教授 槇平龍宏様】
 この度は「令和2年度豊かなむらづくり全国表彰事業」における農林水産大臣賞受賞、誠におめでとうございます。毎年、多くの学生を「地域実習」として受け入れて頂いている大月短期大学より、心からお祝いを申し上げます。
 農業や農村は、食糧生産だけでなく、様々な機能や役割を持っています。これは「農業・農村の多面的機能」と言われており、「国土の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等、農村で農業生産活動が行われることにより生ずる、食料その他の農産物の供給の機能以外の多面にわたる機能」(農林水産省)と定義されています。エコの里が力を入れている農村ツーリズムをはじめとする都市・農村交流もその重要な一つとして位置づけられるでしょう。
 さらに最近は、農作業を通じて得られる「癒(い)やし」や精神的安定を求めて行われる「園芸セラピー」や、福祉施設における作業の一環として農業や農産加工を積極的に位置づける「農福連携」の取り組みが実践されています。都会の人々が農作業を体験し、農家に宿泊する「農家民泊」は、農業や農村を維持することの大切さを気づかせる格好の機会となるでしょう。
 これらのお金では買えない農業・農村からの恩恵は、私たちが生活する地域社会をより豊かに、住みやすいものとしてくれるでしょう。と同時に、農村地域に住む人々の地域を愛する日々の地道な取り組みと、都会の人々の農業・農村へのあこがれが結びついたところでこそ花開くものです。様々な皆さんの思いや願いを乗せて咲き誇るエコの里の「千本桜」が、それを象徴してくれています。
 このような時世だからこそ、人と人とを結ぶエコの里の活動の真価がますます問われています。大月短期大学としても微力ではございますが、エコの里のさらなる発展に寄与すべく、教育・研究活動を通じて尽力して行きたいと思います。

【三栄工業株式会社 代表取締役社長 鯨岡大助様】
 農林水産大臣賞受賞おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 これは、法人設立以来長年の活動、そしてそれに携わってきた多く会員のご努力によるものと思います。
 大きな成果として大月エコの里「千本桜プロジェクト」により桜の名所となったことで桜花の季節が楽しみとなりました。 
 私は、地元企業としてこの活動を応援できてきたことに誇りを思う次第です。
 今後も地域おこしの基点として活動を継続されることをご祈念申し上げます。

【社団法人メリーの会 代表 藤井真弓様】
 農林水産大臣賞の受賞おめでとうございます。
 16年間の月日には、大変な事もあったと思いますが、皆様方のご尽力が評価されたものだと思います。
 私は、食育を中心とした子育て支援の中で、アレルギーをはじめ離乳食や病気の子ども達に、「無農薬野菜を作り届けたい!」と言う思いからエコの里と出会いました。畑仕事1年生の私にも、親切丁寧に教えて頂いております。最近では、耕運機の使い方も指導して頂き畑仕事を楽しんでいます。
 また、エコの里の理事として商品開発・販売担当にもなり、都内への販路拡大に取り組んでいます。エコの里にオープンした「富士見カフェ」では、収穫した食材でお菓子も作っています。
 エコのメンバーはじめ、都内から農園に来ている方々とも親しくなり、私のライフワークになくてはならない存在になっております。 
 微力ながら、これからもエコの里継続のお手伝いが出来れば幸いです。

【株式会社エレクトロドリーム 代表取締役 務台祐太郎様】 
 農林水産大臣賞の受賞、本当に心よりのお祝いを申し上げます。
 初めてお邪魔してからもう7年が過ぎようとしています。当初は会社の福利厚生の一環でお借りしたファミリー農園をきっかけに、定期的に足を運んではみなさまと農作業やBBQなどを一緒に楽しませていただいておりました。
 当初はお客さんとしての参加でしたが、高齢化や遊休農地、里山保全といった地域の課題を目の当たりに感じることになり、自分にもなにかできることがないかと考えるきっかけになりました。
 その後、Webサイト制作やSNS情報発信、棚田再生プロジェクト、自然菜園スクールの開校と、自分にできることを楽しみながらやらせていただいたことは他では出来ない貴重な経験となりました。
 ここまで継続できたのはひとえにいつでも私達を迎え入れてくれる皆様の人柄によるところが大きかったと思っております。
 皆様が末永くお元気でいることを心から願っております。

【デキュリオン株式会社 代表取締役 宮本普史様】
【ビザアプランツ株式会社 代表取締役 宮本普史様】
 平成17年以来、次々と新しい事に挑戦しては試行錯誤し、自分達のものにする。変えないところは変えない。その姿勢が評価されたのだと思います。
 平成29年にエコの里を紹介頂き、会う人それぞれ個性あり経験あり物語があり、まるで水滸伝のようでここは梁山泊だと思った。奥様方を同行しない。おとなの秘密基地のようでもある。嬉々として集まる。 
 来年は千本桜プロジェクトを追っかけて百本の曼珠沙華と千本のひまわりを咲かせますよ。
 農林水産大臣賞受賞おめでとうございました。

【監事 峰岸 敏行様】
 農林水産大臣賞受賞おめでとうございます。
 これもNPOとしての16年間の活動による成果でしょう。それにしても長年手つかずの土地が今のような里山の光景になるとは感慨深いものがあります。
 立上げの時の皆様との出会い、その後の整備・活動が昨日のように思い出されます。
 これからも管理棟を中心としてより一層の有効利用によるさまざまな新しい出会い、思い出の場の提供を期待しております。
 今年の椎茸、本当においしかった!

【元理事長 佐々木利行様】
 受賞に想う 
 農林水産大臣賞の受賞、誠におめでたくお祝い申し上げます。 今日迄、エコの里の活動に関わられてきた会員はもとより関係各位の皆様と喜びを分かち合いたいと思います。
顧みれば17年程前「エコの郷設立協議会」に参加し、長期間放置された山林原野の活用について、「産官学」等の代表の皆さんと夢や構想を語る中で、「国の特区法」を申請するに至り、NPO法人設立となったことが思い出されます。
以降、活動に参加する中で荒廃した里山を開墾し再生したり、拠点となる管理棟の移設や千本桜プロジェクトで桜の名所作り、大月短期大学の地域実習の取りまとめ等にも関わって来ました。
 今はアグリパークとして地域交流の場となり、市内活性化の一助にもなつて来ていると思います。
 この表彰を励みに活動を継続され発展するよう祈念しつつ、これからも微力ながらお手伝いする所存です。
 大変おめでとうございました。

【元副理事長 佐野光雄様】
 エコの里の思い出
 この度の農林水産大臣賞受賞おめでとうございます。
 昨年まではお世話になっていた一人としても大変うれしく思っています。
 設立時には荒れ果てた農地を多くのお人の力で整備し、ログハウスの完成、スタートした時の事はよく覚えています。
 NHKのおはよう日本のテレビ放送、かがり火祭り、産業祭、軽トラ市などの出店、幼稚園のどんぐりひろい、さつまうえから収穫、園児の笑顔など数々のイベント等楽しい思い出です。
 さくらの里として遊歩道の整備をし多くの人を呼び、新しい発想企画で大月といえばエコの里と言われるよう頑張ってください。
 おめでとうございます。

【前副理事長 田中繁夫様】
 受賞おめでとうございます。
 私は13年前、定年退職と同時に「エコの里」に入会し、その活動に関わってきました。
 暑い中での下刈り、霜柱を踏みしめての薪づくりなどつらい作業もありましたが、達成感や仲間との交流は他に替えがたいものがありました。
 また、秋田県の農家出身の私にとってはいつも故郷を思い出させてくれました。
 「NPO法人」は〝自助〟が強調されがちですが〝共助や公助〟がなければ存続が難しい状況にあります。
 皆様のご支援をお願いします。

【地域おこし協力隊員 長橋亮太】
 2019年8月1日より、地域おこし協力隊員として「NPО法人おおつきエコビレッジ」で活動をしています。エコの里では、無農薬の大麦や小麦、サツマイモなどを栽培しそれらを販売しています。
 また、里山環境保護のために夏は草刈りをし、イノシシやシカなどの害獣が住み着かないようにしています。冬は山林の整備で伐採したナラやクヌギでシイタケの原木や薪などを作り、利用、販売をしています。
 ご興味がある方は是非、お出掛け下さい。

【元・前理事長 山田政文】
 これまでご支援ご協力くださった皆様に感謝と衷心よりのお礼を申し上げます。
 2005年にNPO法人としてスタートしましたが、その前年2004年年より準備会を設立して以来17年の歳月が流れました。当時私は八王子市役所に勤務しながらNPO法人理事長を兼務して週末にはエコの里で汗を流していました。
 17年間を振り返ってみると関わった多くの方々の顔が目に浮かんできます。
 大月市の活性化を目指し、その先進拠点になろうと会員一丸となって活動してきましたが、この間人口減少は進み、空き家は増加しています。
 コロナ禍で大変な社会情勢ですが、地方への移住の動きもありますので、これからも関係諸団体、地域の皆様と連携しながら、地域の活性化に向けて取り組んで参ります。
 より一層のご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。